tomohxxの日記

麻雀プログラミング

天鳳牌譜解析(4) リーチが通った時点で裏ドラが乗る確率

はじめに

天鳳牌譜解析の4回目です。今回はリーチが通った時点で裏ドラが乗る確率を調べました。具体的には、リーチをかけて通った後、裏ドラをめくって乗っているか確認するという作業を牌譜解析の中で行いました。

この確率は、リーチ後にあがった時点で裏ドラが乗る確率と同じなのでは?という気がしたのですが、納得できる説明が思いつかなかったので実際に調べることにしました。

計算方法に誤りがあったため結果を訂正しました(2020/06/14追記)。

対象の牌譜

2018年の天鳳鳳凰卓東南戦

方法

牌譜から天鳳の牌山を再現するプログラムはこちらになります。
github.com

結果

結果は以下のようになりました。ついでに裏ドラが乗る場合何枚乗るかの条件付き期待値も調べました。リーチが通った時点で裏ドラが乗る確率は約30%で、リーチ後にあがった時点での確率よりも3%ほど大きくなるようです。

事象 確率 条件付き期待値(枚)
リーチが通った時点で裏ドラが乗る 0.3053 1.296 1.012
リーチ後にあがった時点で裏ドラが乗る 0.2773 1.295 1.013

おわりに

リーチが通った時点で裏ドラが乗る確率と、乗る場合の枚数の期待値を調べました。

リーチが通った時点での確率とリーチ後あがった時点での確率がわずかに異なる理由は、考えてもわかりませんでした。わずかな差なので両者は同じということでいいんじゃないでしょうか?

今回の牌譜解析はまだ世の中にないデータだと思ったので行いました。今回のように牌山のどこにどの牌があるかに関連した解析も、ネタが思いついたらやろうかなと思います。何か面白そうなネタがあったら教えてください。